【トランペット】不調・調子が悪い時の原因・対象法・NG行為を解説します

トランペット

トランペットを吹いていて、「今日調子悪いなぁ」という日は誰しも経験があると思います。そんな日って早く帰りたくなりますよね。

大きい音が出ない、すぐバテる、高い音が出ない、音色がイマイチ・・・などなど不調と思える要因はたくさんあります。今回はそんな不調になってしまう原因と対処法について解説していきたいと思います。

この記事で分かること

・トランペット演奏における不調の原因と対処法

この記事の権威性

・トランペット歴20年の僕が解説します

調子を崩す原因

私が経験した不調になる原因は、

吹きすぎ、吹かなすぎ、ウォームアップをしない、メンタル不調

です。それぞれ解説していきたいと思います。

吹きすぎ

本番が近くて、連日きつい曲(高い音がたくさん出てくる、大きい音を要求される、休みがなく吹きっぱなしの曲が多い)を練習しているとバランスが崩れて不調になることがあります。

そんなこと言ったって合奏はあるし、吹かなきゃいけないじゃん。

そうなんです。そうは言っても合奏や通し練習などのキツい練習をしなければいけないこともあります。大きい音や高い音ばかり吹いてバランスが崩れているので、ウォームアップの時点で以下のことを取り入れてみてください。

・ノーアタックでpやppで真ん中のFの音をロングトーンする(♩=60で32拍伸ばせればベスト)

・pやppでクラークのテクニカルスタディを練習する

そうすることでアパチュアが整えられます。

あとは、休むことです。

1日合奏の日なんかはきついですよね。休憩時間ももちろんあると思います。休憩時間は休みましょう。

たまに、休憩時間でも練習している人がいますが、休憩時間くらい休めばいいのに、と思ってしまいます(笑)ハードな練習が続いた日は、翌日は全く楽器を吹かない日にする、というのもいいです。休むと粘膜が回復しますので、いい状態で練習に臨むことができるようになります。

寝る前にビタミンや亜鉛のサプリを飲んだり、リップクリームを塗って唇をケアするのも忘れないでください。

吹かなすぎ

吹きすぎもよくないですが、吹かなすぎもよくないです。できるだけ時間を作って楽器を吹くようにすると調子が安定してきます。吹かない期間が続いてしまうと、感覚を取り戻すところからになるので、思い出してきたころには合奏が終わっていることもあります。1日5分でも10分でもマウスピースだけで吹いてみるだけでも違ってきますので、やってみるといいと思います。

ウォームアップをしない

ウォームアップをせずにいきなり大きい音や高い音を吹くと調子を崩します。準備運動をせずに100メートル走をするようなものです。

そうは言っても時間がなくてウォームアップできないこともあるし・・・

場合によってはウォームアップができずに合奏に出なければいけないこともあると思います。僕は時間がなさそうだなという時は、車で移動中にブレスの練習をして、会場ついたらすぐにいい状態でウォームアップができるようにしています。どうやってウォームアップの時間を確保するか時間を計算して動くとよいと思います。最悪、車の中でウォームアップしてから合奏に合流する、というのも手だと思います。

メンタル不調

メンタルの影響で楽器の調子まで不調になることは、かなりあります。仕事や家庭、プライベートで嫌なことがあってストレスを抱えていたり、イライラしているとコンディションを崩すことが多いです。唇や体の状態はまぁまぁなのに・・・ということも多々あります。

できるだけ楽器を吹くときはメンタルが不調になることを考えないようにしましょう。僕はたまに合奏中に仕事のことを考えてしまうことがあり、そういう日はいい演奏できないです。できるだけ考えないようにして音楽に集中するようにしましょう。

調子が悪いときに注意したいこと

経験上調子が悪いときにやってはいけないことを以下にまとめます。参考になれば幸いです。

無理して吹かない

調子が悪い時は無理して吹かないようにしましょう。

そんなこと言われても・・・

吹かなければいけないこともあると思います。実際に本番当日にそうなってしまうかもしれません。

無理して吹こうとする→吹けない→落ち込む

という悪循環になりますので、無理せずにオクターブ下げたり、吹けるところだけ吹いたりして工夫しましょう。

休めるなら休むのが一番いいです!

マウスピースを変えない

調子が悪い時ってマウスピースを変えたくなります。マウスピースを変えれば不調が治るんじゃないか、て思いますよね。

実際に一瞬調子が良くなることがあります。

ただ、一瞬です。

マウスピースを変えて調子が良くなったような気がして、何日か吹いてるとまた調子を崩し、前のマウスピースに戻して・・・、場合によっては新しく買ったりして・・・、とどんどん沼にハマっていきます。調子が悪い時はできるだけマウスピースを変えずに、普段使っているマウスピースを使うようにしましょう。

必要以上に落ち込まない

調子が悪い時って落ち込みますよね。なんで今まで吹けていたのに吹けないんだろう・・・、周りにも迷惑かけているし・・・、などマイナスなことを考えてしまいます。

僕は超マイナス思考(笑)で、もう引退しようかなとか、センス無さすぎ、もう死んでしまいたい・・・などと思うこともあります。

そう思ったところで何も解決しませんでした。

むしろ悪化しました。

不調になったときは成長のチャンスです。不調から抜け出した時って、レベルアップしていることが多いです。レベルアップのチャンスだと思って、しっかり楽器と向き合っていきましょう。まぁ、そのうち調子が戻るか、くらいの軽い感じで考えるのがいいです。

まとめ

不調の原因と対策についていかがでしたでしょうか。調子を崩す原因はたくさんあります。吹きすぎや吹かなすぎといった楽器に関係することから、本人のメンタル状況といった楽器に関係のないことまで様々です。

できるだけ楽器を吹く時間が多い方がいいですが、ちょっと休むことで解決することもあります。

社会人でトランペットを続けている方は、「まぁ、仕方ない!そういうこともある!」と気楽に考えた方がいいです。あまり考え込むと、どんどん辛くなっていくので、落ち込むのはほどほどにしましょう。

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